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2012年6月21日木曜日

今の南三陸。写真を撮ってきました!

こんにちは。南三陸ミサンガプロジェクト・東京本部の荒木です。

皆さん、台風は大丈夫でしたか?被害が無いと良いのですが。
台風上陸の19日、私は南三陸に向かっているところでした。
雨の中の夜間走行でヒヤヒヤしながらも、台風直撃直前に無事、南三陸に到着しました。
今回は3ヶ月ぶりの訪問となりましたが、スタッフ全員が元気に毎日を過ごしていました。
街の様子はほとんど変わっていません。
相変わらず家の土台だけを残した更地と、鉄骨ビルの残骸が点々とみられますが、ようやく大きな残骸から解体作業がはじまり、あと2~3ヶ月もしたら、街は完全な更地へと景色を変えそうです。
これでやっと整地を開始でき、再建計画も進んでいくことでしょう。
「ああ、やっと一歩前に進み始めたな~。」と少しホッとしました。

今回は南三陸の景色をいくつか写真に収めてきたので 、皆さんに紹介しますね。


台風一過で水が溜まった志津川全景

瓦礫の島がさらに大きくなりました
様々な場所に点在していた瓦礫群が
ようやく一箇所に集結し始めたようです
志津川病院と共にサンポート(商業施設)も解体開始

志津川公民館も、もうすぐ解体される模様

台風一過で45号線は冠水中

『さかなのみうら』さん跡
”よみがえれ 故郷”南三陸みんなの願いです
沢に落ちた漁船はまだ残されたまま
どうやって引き揚げるのかな?
最後まで避難放送を続け ここ防災庁舎で津波の犠牲となった職員の方々
毎日 沢山の花と線香が手向けられます
この庁舎も解体が決定されたようです


以上、南三陸の昨日の様子でした。


今回は、プロジェクト設立1周年をお祝いする会を開きました。
主に、初期から参加しているメンバーが集まったのですが、実は皆で集まって御飯を食べたのは、今回が初めて!
今までは毎回、お昼や夕方に集まって、お茶をしながら色んな話をしていましたが、夜になると家族の世話や家の仕事に戻らなくてはならず、また、皆で夜御飯を食べられるお店も無かったので、ゆっくり食事をしながら一緒の時間を存分に楽しむ事は難しい状況でした。
でも、南三陸さんさん商店街も開設され、新しい生活にも少しずつ慣れ、皆で一緒に楽しむ時間が作れるようになってきました。


南三陸さんさん商店街にある『松原食堂』さんにて
おいしい刺身とカキフライ
皆で食べると格別に美味しい!
「ここまでこれたのも、全国で応援してくださる沢山の人たちのお陰だね~。」と皆で何度も何度も感激しながら、初めての会食は楽しく幕を閉じました。
いつも支援してくださる皆様。本当に本当にありがとうございます。

それでは今日はこんなところで。
これから東京に戻ります~!
次回こそ、販売協力してくださっているお店さんの御紹介をさせて頂きますね!
皆様、蒸し暑い日が続きますので、くれぐれもお体に気をつけて。







2012年6月18日月曜日

『タラ工房×南三陸ミサンガプロジェクト』コラボミサンガ第三弾15本をネットショップにUPしました!

こんにちは。南三陸ミサンガプロジェクト・東京本部の荒木です。

皆さん、お元気ですか?私は梅雨入り以降、玄関を出る度に空を眺め、どんよりした色に思わず溜息が出てしまいながらも、そこかしこに咲く綺麗なアジサイを見て"キレイだな~”と嬉しくなっています。

今回は、南三陸ミサンガプロジェクトを支援してくださっている販売協力店さんを御紹介するつもりだったのですが、その前にタラ工房さんとのコラボミサンガ新作を紹介させていただく事にしました。

☆それでは早速、新作紹介です☆
LotNo.44~61

タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.44
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.45

タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.46
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.47
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.49
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.50
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.51
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.52
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.53
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.54
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.55
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.56
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.57
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.58
タラ工房コラボミサンガ第三弾
LotNo.61

以上、新作コラボミサンガ15点の紹介でした!
お気に入りの一点が見つかったら、是非ネットショップで購入して下さいね。http://minamisanrikumisanga.com/shop/html/products/list.php?category_id=10
ところで、私は久しぶりに南三陸に行ってきます。3ヶ月くらい皆の顔を見て無くて寂しくなってきました。明日夜半に東京を出て、明後日には南三陸入りする予定です。色々と話すこと、聞きたい事が溜まっているので、皆に会えるのが楽しみで既にウズウズしている最中です。
次回は南三陸の様子をお伝えします。そして次々回こそ、おくらばせながら販売協力店さんの紹介をさせていただきます~。色々と後手後手に回っててすいません・・・。

では、今日はこんなところで。
ジトジトする季節ですが、虹の美しい時期でもあります。
上がったり下がったりしつつも、一瞬の美しい虹に感激しながら、一歩一歩、共に歩んでくだされば幸いです。今後とも南三陸&東北を見守っていってくださいね!
そして、くれぐれもお体に気をつけて。

2012年6月11日月曜日

今日は1年と3ヶ月。そして南三陸からのメッセージが届きました!

こんにちは。南三陸ミサンガプロジェクト・東京本部の荒木です。

今日は震災から1年と3ヶ月。皆様、どんな想いで過ごされましたでしょうか?
一介のボランティアである私は、これまでに経験した沢山の出来事を思い返し、とても長い時間だったような、あっという間だったように感じながら、これからも被災地の方々と一緒に過ごしていこう、と決して強い決意ではなく、ボンヤリと自然な流れで考えていました。

さて、近ごろの私は仕事の都合でなかなか南三陸に行けず、ミサンガ作りは南三陸本部に全部まかせっきりです。
そのため応援してくださる皆さんに南三陸の様子をお伝えしたいけど、それが叶わない今日この頃。
かといって、適当にブログを書くわけにもいかず、どうしようかな~?って思っていたのですが、ここは一つ南三陸のスタッフにお願いしちゃおう!と考え、”ブログに載せるメッセージと写真を送って~!”と甘えちゃいました。

そんなわけで、今日は南三陸のスタッフから届いたメッセージとともに、今の南三陸を写した写真を織り交ぜながら紹介していきますね。
南三陸のスタッフ達は恥ずかしがり屋さんが多く、本人の写真や名前は公開できないのですが、どうぞ、最後までお付き合いくださいますよう、よろしくお願いします!

☆南三陸ミサンガプロジェクトのミサンガ制作スタッフからのメッセージです☆


はじめまして。南三陸ミサンガプロジェクト・南三陸本部のメンバーです。
南三陸の事をあまりよく分からない方の為に、震災から今まで体験したことを書きたいと思います。

 3月11日14時46分巨大地震が南三陸を襲いました。
私達家族はその日、家に居ました。妹は高校生でいつもなら夕方に帰宅しますが、その日、急遽先生方の職員会議が開かれることになりお昼頃家に帰っていました。
地震が起きた時、縦揺れなのか横揺れなのか分からないほどで、とても立ってはいられませんでした。
揺れが収まった後、私達は何も持たず、すぐ逃げることにしました。
家の前の国道は、町の中心部へ向かう車や高台へ向かう車で渋滞していました。
私達は避難所へ急ぎ足で向かって行きました。途中、雪が降ってきて、町の方向ではドーンという音、何度もの余震で足が震えパニック状態でした。結局、その日の夜は、恐怖で眠る事も出来ませんでした。
2012年6月2日撮影
また瓦礫が移動しています
瓦礫は街のあちこちを行ったり来たり
一体いつになったら全部なくなるのかな?







 そうして始まった避難所生活は不安だらけでした。震災直後は、避難所に備蓄されていた食料や毛布が全然足りず、とても苦労しました。大勢の避難者で溢れかえっていたため、着替える場所にも事欠く状態でとても大変でした。
 私達は避難所で、食事の配給や調理の補助などを手伝っていました。
体を動かしたり、そこで知り合った方々と話したりすることで気分が紛れていました。
お風呂は二週間位入ることが出来ず、自衛隊の方々が設置してくださってから入ることが出来ました。あの時の感動したこと、ありがたい気持ちは忘れられません。

海岸沿いの公園から津波によって流された大きなSL
未だ同じ場所に放置されています

 その避難所では、約2ヶ月生活し、その後、地元のホテルで3ヶ月お世話になりました。
初めてのホテル暮らしは、慣れない事ばかりで戸惑いましたか、従業員の方々に親切にしていただきました。仮設住宅の抽選も始まり、希望を出した所への入居がようやく決まりました。


沢山の辛い記憶を呼び起こす”公立志津川病院”
一年を超え、ようやく解体作業が始まりました



 仮設住宅へ引っ越したのは8月中旬の暑い日でした。ずっと避難所を共にしてきた方々と離れることは寂しく感じましたが、やっと我が家となる場所に帰れたことにホッとしました。やっぱり自分の家が一番です。
とはいえ、今でも苦労を感じるのは、プライベートがない事。仮設住宅は壁が薄く、隣の方々に気を使わなければなりません。いびきやテレビの音が聞こえることも。


そんな暮らしのなかで、今、強く願うのは、やはり南三陸が震災前のような町に戻ってほしいということです。
なかなか難しいことですが、自然のきれいな活気ある南三陸であってほしいです。
そしてそれ以上に、強く実感するのは、震災から今まで、多くの方々に出会い支えられ、助けられて今があるということ。



新設された市場
少しづつだけど一歩一歩進んでいます


辛い事や悲しい事でどん底にいた私達を救ってくれた皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。それを、なによりも強く感じながら、毎日を過ごしています。


 いつも温かい応援をありがとうございます。皆さんの気持ち、南三陸にきちんと届いています。
まだまだ先が見えず不安は大きいですが、一歩ずつ進んでいきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
 震災から一年以上経ち、人と人との絆の大切さ、そして、今、家族と一緒にいられることが本当に幸せなことなのだと改めて強く思っています。

☆ おわり ☆

では、今日はこんなところで。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
次回は久々に、南三陸ミサンガの販売協力をしてくださっている方々のご紹介をしたいと思っております。
ジメジメしたうっとおしい季節が続きますが、皆様くれぐれもお体に気をつけて!